この記事では、スマホやデジカメで写真が保存されるDCIMとは何の略称なのか、そもそも何なのかについて紹介しています。
ツーリングに行ったときに一眼レフやスマホでよく写真を撮っています。
家に帰ってからパソコンに取り込んでGoogle ドライブなどにアップロードしたりするのですが、よくよく目にするこのフォルダ。
そう。「DCIM」フォルダです。
経験上、どんなスマホやデジカメでもこのフォルダの中に写真が保存されているのは知っているのですが、なぜDCIMという名前なのか。
そもそもDCIMって何の略称なのかについて調べましたので、紹介いたします。
DCIMとは
DCIMとは「Digital Camera IMages」の略称です。
日本語だとデジタルカメラ画像というそのまんまの意味ですね。
どのデジカメやスマホもこのフォルダがあるのですが、誰がなんのためにそんなことをしているのでしょうか。
それは、SDカードをどのデジカメやスマホで使いまわしても使うことができるように
がフォルダの命名規則などの標準規格を作っています。
その標準規格の名前は「カメラファイルシステム規格」といいます。
カメラファイルシステム規格とは
「カメラファイルシステム規格DCF2.0 (2010年度版)」の命名規則を抜粋して紹介いたします。
DCIM
DCIMについては、ルートディレクトリにDCIMフォルダを作成するように記されています。
実際に一眼レフで使用したSDカードの中身を見てみると、
ルートディレクトリに「DCIM」フォルダが作成されています。
ディレクトリ名
DCIM下のディレクトリ名の命名規則についても規格で決まっています。
先頭3文字は重複してはいけない + 残り5文字は自由文字。
同じSDカードで確認してみると、
DCIMフォルダ下に「102」+「D7200」で「102D7200」というディレクトリが作成されています。
ファイル名
写真のファイル名についても命名規則が定められています。
自由文字4文字 + ファイル番号4文字。(拡張子を除く)
同じSDカードで確認してみると、
「DSC_」+「数字4桁」で「DSC_6339」などのファイル名で作成されています。(拡張子は除きます。)
おわりに
いかがだったでしょうか?
デジカメなどのフォルダやファイル名に命名規則が定められているなんて思いもしませんでした。
そういう規則を定めてくれる団体があるからこそ、使う人はデジカメなどを買い替えてもSDカードを使いまわしたりできるし、企業も命名規則に従って製品を作ることでユーザーに優しい製品を作ることができるんですね。
長くなりましたが、DCIMは「Digital Camera IMages」の略称です。
「CIPA 一般社団法人 カメラ映像機器工業会」
「カメラファイルシステム規格DCF2.0 (2010年度版)」
実際に使っておすすめだった一眼レフ用SDカードについて、下の記事で紹介しています。是非ご覧ください。
はじめての一眼レフ用SDカードにClass10を買ってみました